借金体質④

何がきっかけで浪費をやめ、目が覚めたか。


結果的には支払いが困難になってきたからでした。


以前の記事にも書きましたが、支払いを給料だけでは賄うことができず、


カードからキャッシングする自転車操業に陥ってしまったのです。


ＭＡＸは忘れもしません48万円。


限度額は50万でした。


幸い借りて数日後にはお給料が入るという日程だったので、借りている日数はそう長くはありませ


んでしたが、恐ろしいほどの利息でした。


たった数日かりただけで1000円単位のお金が飛んでいく。


もちろんリボ払いの利息だって、その頃は毎月４万円くらいあったと記憶しています。


お金を使うことに関しては夫に秘密はありませんでしたが、


支払いや現状については言えませんでした。


ここまでひどい状況だったことを夫は知りません。


キャッシングは4か月で完済、リボの残高も徐々に減っていき、130万ほどになった頃、


一度夫に告白しました。


私にとっては意を決しての告白でしたが、当の夫は「ふーん」程度。


「しょうがない。」の一言だけでした。


でも打ち明けたことで本当に気が楽になり、残高も順調に減っていきました。


けれどそのブランドからはなかなか抜け出せません。


何か月かに一度くらいは買い物に行かなくてはという気持ちなるんです。


自分でも薄々思っていたのですが、もはや病気でした。


ようやく足を洗えたのは、担当さんが退職され、行かなくてはという呪縛から解き放たれたから。


2013年5月の買い物が最後です。


その後も、毎月のようにＤＭが送られてきますが、はじめは捨てられなかったのに、


今ではすぐ処分できるようになりました。


そしてそのブランドで買い物をすることがなくなった頃から、物欲が収まっていき、


今では自分のモノを欲しいと思うことはほとんどなくなりました。


限界まで浪費し尽くしたことで、気がすんだのかもしれません。


消耗品など必要は物は買っています。


私が変われたのは、借金をしたくないという気持ちが強くなったこともありますが、


それよりも、物をたくさん持ちたくない、少ないもので暮らしていきたいと思うようになったこと、


そして見栄を捨てたことが大きいです。


お金の事だけを考えていては変われなかった。


浪費癖、借金癖を直すのはすごく難しい。


でも自分の根底からの思いや思考が変えることができたら、


直すことができると身を持って学びました。


貯金はゼロだけど、今の私は清々しく、ワクワクしています。