2014年10月28日火曜日

借金体質③



どんどん膨れ上がったリボの残高。


ところがお給料もどんどん上がっていったので、支払額は増える一方でしたが返済が滞ることはあ


りませんでした。


そんな時届いたのが、プラチナカードのインビテーション。


年会費5万円。


アメックスのブラックカードにそっくりな黒色のカード。


そんな見た目をもつプラチナカードを所有できるステイタスに魅せられた私は迷わず申し込み、


1人目の子どもが幼稚園に上がった頃、月々の支払いは40万を超えました。


その当時はお給料が入ると、一瞬にしてお金が口座から消え、手元に残る現金は3万円くらいだっ


たでしょうか。


完全なるカード依存です。


支払ができているんだから大丈夫だと思っていましたが、それは錯覚で、もうすでに毎月の


収入以上を使う状態が慢性化しており、借金はどんどん増えていました。


そんなやばい状況であったにも関わらず、私はさらなる深みにはまりました。


まさに言葉通り、あるブランドにはまってしまったのです。


長年の憧れでした。


恐れ多くてお店に足を踏み入れることすらできなかったのに、幼稚園のママ友がそのブランドが


好きで一緒に買い物に付き合ってくれることになり、それが引き金となり泥沼にはまりました。


今でも忘れませんが、その時の高揚感はすごかった。アドレナリン爆発。


徐々にクローゼットはそのブランドで埋め尽くされ、そのうち毎月10万単位で買い物するようになっ


ていきました。


いわゆる顧客です。


行けば顔なじみの担当さんが、ドリンクとお菓子を用意してくれてさながらVIP待遇。


オールシーズン、毎日上から下までそのブランドの服を着られることに、


この上なく幸せを感じていました。


完全に中毒です。


200万もの借金があるのに。


月に何度もブランドの紙バックを持ち帰っている私を見ても、夫は何も言いませんでした。


当時の夫は夢の車を手に入れ、もともとお金に興味がないので、妻が何を買おうが


どのくらい使おうが、全くお構いなしでした。


「似たような服ばっかり買い物して~」とはよく言われましたが。


私も夫も、自分たちを金持ちだと大きな勘違いをして、酔いしれていました。











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